あなたが血中25(OH)D測らないと8割見逃しで慢性化します
ビタミンD欠乏は骨軟化症やくる病だけでなく、非特異的な症状として現れることが多いです。特に成人では筋力低下や慢性疲労、腰痛として訴えられるケースが多く、見逃されやすいです。つまり非特異的症状です。
血中25(OH)Dが20ng/mL未満で欠乏とされますが、日本人の約40〜80%が不足または欠乏状態と報告されています。かなり多いです。例えば「なんとなく疲れる」という患者の中に潜んでいます。
また、うつ症状や集中力低下として精神科領域で見逃される例もあります。意外ですね。診断が遅れると慢性疼痛や転倒リスク増加につながるため、初期段階で疑う視点が重要です。
主な原因は日照不足、食事不足、吸収障害です。結論は生活要因です。特に医療従事者は夜勤や屋内勤務が多く、日光曝露が不足しがちです。
例えば1日15分の日光曝露で生成されるビタミンD量は約1000IUとされますが、日焼け止め(SPF30)で約95%カットされます。ここが盲点です。紫外線対策が過剰だと逆に欠乏リスクが上がります。
さらに高齢者、肥満(BMI30以上)、慢性腎疾患、肝疾患もリスクです。これが基本です。脂溶性であるため脂肪組織に蓄積され、血中濃度が低下します。
このリスクを見逃すと、骨折や入院リスク増加という形で医療コストに跳ね返ります。痛いですね。
診断の基本は血中25(OH)D測定です。これだけ覚えておけばOKです。活性型1,25(OH)₂Dではなく、貯蔵型を測る点が重要です。
基準値は以下です。
・30ng/mL以上:十分
・20〜29ng/mL:不足
・20ng/mL未満:欠乏
数値で判断します。例えば15ng/mLの患者は明確な欠乏です。
しかし、日本ではルーチン検査に含まれないことが多く、測定率は低いです。ここが問題です。疑わなければ検査されません。
検査漏れによる見逃しを防ぐ場面では、「慢性疲労+筋痛」の患者に対して1回測定することが有効です。目的は見逃し回避です。候補は院内プロトコルに組み込むことです。
治療はビタミンD補充です。シンプルです。一般的には800〜2000IU/日が推奨されますが、欠乏例では4000IU以上が必要な場合もあります。
例えば血中25(OH)Dが10ng/mLの患者では、3か月で30ng/mLを目指す補充が行われます。期間が重要です。急速補充と維持療法に分けて考えます。
食事ではサケ(約100gで1000IU前後)やキノコ類が有効です。これは使えそうです。ただし食事だけでの改善は難しいケースが多いです。
補充不足による再欠乏リスクを防ぐ場面では、「継続的な摂取」が重要です。狙いは血中濃度維持です。候補は市販ビタミンDサプリを1日1回確認することです。
ビタミンDは免疫調整にも関与します。ここが重要です。T細胞やマクロファージの機能に影響し、感染症リスクと関連します。
例えば血中25(OH)Dが20ng/mL未満の人は、上気道感染リスクが約1.5倍に上昇すると報告されています。数字で理解できます。COVID-19重症化との関連も議論されています。
さらに自己免疫疾患(多発性硬化症、関節リウマチ)との関連も指摘されています。意外ですね。単なる骨の栄養ではありません。
免疫低下による欠勤やパフォーマンス低下を防ぐ場面では、「予防的補充」が有効です。目的は感染リスク低減です。候補は冬季のみサプリ摂取を習慣化することです。
ビタミンDと免疫に関する詳細な解説(厚労省資料)
https://www.mhlw.go.jp/
ビタミンD不足の疫学データ(日本人の不足率など)
https://www.jstage.jst.go.jp/