5gチューブのFTUで1関節分出しても、実は0.5gではなく約0.2gしか出ていません。
FTUとは「Finger Tip Unit(フィンガーチップユニット)」の略で、口径5mmのチューブから大人の人差し指の先端〜第一関節まで絞り出した量を1単位とします。 これが約0.5gに相当し、大人の手のひら2枚分(体表面積の約2%)に塗るのに適した量の基準です。 daiichisankyo-hc.co(https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_hifuken/qa/quantity/)
この概念はもともと、患者がステロイド外用薬を過度に恐れて少量しか塗らないケースを防ぐために考案されたものです。 「塗ったあとにティッシュを当てて貼りつく程度」「表面がテカる程度」が視覚的な適量の目安です。 knowledge.nurse-senka(https://knowledge.nurse-senka.jp/213371/)
つまり「少し多いかな?」と感じるくらいが正解です。
小児の体表面積は年齢によって大きく異なるため、成人の感覚でそのまま塗ると過少塗布になりやすい点に注意が必要です。 以下の表が現場で活用される標準的な目安です(1FTU=0.5g換算)。 nihonatopy.join-us(https://www.nihonatopy.join-us.jp/padyna/chiryo/gaiyouyaku.html)
| 年齢 | 顔・頸部 | 上肢片側 | 下肢片側 | 体幹(前面) | 体幹(背面) |
|---|---|---|---|---|---|
| 3〜6ヶ月 | 1 FTU | 1 FTU | 1.5 FTU | 1 FTU | 1.5 FTU |
| 1〜2歳 | 1.5 FTU | 1.5 FTU | 2 FTU | 2 FTU | 3 FTU |
| 3〜5歳 | 1.5 FTU | 2 FTU | 3 FTU | 3 FTU | 3.5 FTU |
| 6〜10歳 | 2 FTU | 2.5 FTU | 4.5 FTU | 3.5 FTU | 5 FTU |
| 成人 | 2.5 FTU | 4 FTU | 8 FTU | 7 FTU | 7 FTU |
顔と頸部に関しては、乳児(3〜6ヶ月)で1FTUで十分なのに対し、成人は2.5FTUが必要です。 全身への塗布量に換算すると、生後3ヶ月の乳児で約8FTU、12歳では約36.5FTUという試算もあります。 成長段階を無視した指導は処方量の計算ミスに直結します。 kango-roo(https://www.kango-roo.com/learning/8731/)
年齢に合わせた量の確認が原則です。
これは意外ですね。
10gチューブでも約0.3g程度が1関節分の実量です。 処方されたチューブのサイズを確認せずに「指1節分」とだけ指導すると、正確な情報が伝わらないリスクがあります。特にアトピー性皮膚炎の小児への保湿剤・ステロイド軟膏の指導時は、チューブサイズの確認が必須です。 daiichisankyo-hc.co(https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_hifuken/qa/quantity/)
なお、コレクチム軟膏の5g・10gチューブは口径が大きめに設計されており、1関節分で0.5gになるよう設計されています。 薬剤ごとの仕様を把握することが、正確な指導につながります。 x(https://x.com/ped_allergy/status/1614756342543306753)
チューブのサイズ確認が条件です。
参考:チューブ口径とFTUの関係についての実測研究(J-STAGE)
ある調査では、FTUに基づいて計算した処方量を実際に塗れている患者の割合は約35.7〜39.8%、つまり約3人に1人にとどまっていることが示されています。 これは指導の問題だけでなく、患者・保護者がステロイドへの恐怖感から自主的に減量している場合も多いとされています。 rebirth-clinic(https://rebirth-clinic.jp/blog/5504/)
小児のアトピー性皮膚炎などで使用量が不足すると、炎症が遷延し結果的に長期使用が必要になるという逆効果を生みます。 正しく使えば短期間で症状を抑えられるのに、怖がって少量しか塗らないことで治療期間が延びてしまうのは本末転倒です。 tsuma-kids(https://tsuma-kids.com/steroid/)
また、1日2回塗布の10gチューブは約20FTU分。生後4〜5ヶ月の乳児の顔への塗布を1日2回行うと、10gチューブ1本が約10日で終わる計算になります。 これより大幅に長持ちしている場合は、過少塗布を疑う指標になります。 koizumi-shigeta.or(https://koizumi-shigeta.or.jp/i/i_ad_skin.html)
これは使えそうです。
ステロイドフォビアを持つ保護者への指導では、まず「なぜ十分量が必要か」という理由と根拠を丁寧に伝えてから、FTUの具体的な量の説明に移ることで理解が深まります。看護師・薬剤師と共有できる指導シートを活用するのも効果的な手段の一つです。
参考:ステロイド外用薬の指導とFTU活用に関する専門解説
正しく塗って効果を引き出す!外用薬の「適正量」(看護roo!)
小児の皮膚は成人と比べて薄く、特に顔・陰部・腋窩・皮膚ひだ(間擦部)では薬剤の吸収率が高くなります。 これらの部位では通常塗布量の1/3〜1/5程度に抑えることが推奨されており、FTU基準をそのまま適用することは適切ではありません。 tsubame-kodomo(https://tsubame-kodomo.com/medical/column01.html)
顔は吸収率が高い部位です。
コレクチム軟膏(デルゴシチニブ)の小児用0.25%製剤では、1回あたりの上限が5gかつ体表面積の30%以内という制限が設けられています。 また2歳未満の小児にはタクロリムス軟膏の安全性が確立されていないため使用できないなど、薬剤ごとに年齢制限が異なります。 sugamo-sengoku-hifu(https://sugamo-sengoku-hifu.jp/medicines/corectim.html)
ステロイドが禁忌でないとしても、顔・眼囲・口腔周辺への塗布には専用製剤や強度の調整が必要です。 「どこに・何歳の子どもに・何の薬を」という3点セットで確認する習慣が、臨床現場でのミスを防ぐ最短ルートです。 ainj.co(https://www.ainj.co.jp/column/medicine/010.html)
薬剤・部位・年齢の3点確認が原則です。
FTUの概念は医療従事者には直感的でも、保護者には伝わりにくいことがあります。「人差し指の第一関節まで」という説明に加えて、「はがきの短辺(約10cm)の長さくらい」や「1円玉より少し大きい」など、日常品と比較した表現が定着を助けます。 iroha-hifuka(https://iroha-hifuka.com/column/%E7%9A%AE%E8%86%9A%E7%A7%91%E3%81%AE%E5%A4%96%E7%94%A8%E8%96%AC%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%9F/)
視覚化の方法としては、保護者の手に実際にチューブを持ってもらい、その場で1FTUを確認するのが最も効果的です。指導後に「塗った部分にティッシュを当てて貼りつくか確認してください」と伝えると、家庭での自己チェックが可能になります。 knowledge.nurse-senka(https://knowledge.nurse-senka.jp/213371/)
愛知県のかわぐち小児科クリニックではFTU計算をエクセルシートで実装し、部位別・年齢別にFTU・グラム・体表面積換算の3軸で確認できるツールを公開しています。 こうしたリソースを活用することで、指導時間の短縮と精度向上が同時に実現できます。 kawaguchi-kc(https://www.kawaguchi-kc.com/original11.html)
参考:小児向けFTU計算ツール(エクセル形式・無料)
FTU計算シート(かわぐちこどもクリニック)
参考:小児アトピーのFTU基準とステロイド外用薬の使い方(医師監修)
子どもの湿疹とスキンケアQ&A(小泉重田小児科)
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