あなたの白衣下UV服、実は8割紫外線漏れてます
医療従事者は屋内中心のため紫外線対策を軽視しがちですが、UVAはガラスを透過し、窓際では屋外の約60〜80%が届くと報告されています。例えば外来診察室で1日6時間窓際にいる場合、夏場は約3時間分の屋外曝露に相当します。つまり慢性的な光老化リスクが蓄積します。つまり見えない日焼けです。
さらに白衣の下に着るインナーが重要で、一般的な薄手コットンはUPF10〜15程度しかなく、紫外線の約90%を防げません。これはほぼ防御なしに近い状態です。結論は素材選びです。
このリスクを回避するには、屋内UVA対策としてUPF50+のインナーを選ぶだけで被曝量を約1/50に抑えられます。対策はシンプルです。
UPF(紫外線防御係数)は衣類の性能を示す重要指標で、UPF50は紫外線を98%以上カットします。一方で「UVカット」としか書かれていない製品は、実際には50%程度のカットしかないケースも存在します。ここが落とし穴です。
特に医療従事者は長時間同じ姿勢で過ごすため、部分的な曝露が積み重なります。例えば腕だけで年間数万回レベルの紫外線ダメージが加算されます。これは蓄積ダメージです。
選ぶ基準は明確です。UPF50+表示があるものが基本です。
紫外線防御規格の詳細(UPF基準)についての参考
https://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_index.html
素材によってUVカット性能は大きく異なります。ポリエステルは繊維密度が高く、UPF30〜50以上を実現しやすい一方、綿は織りが粗くUPF10前後になることが多いです。ここが分かれ目です。
例えば同じ長袖でも、ポリエステル製は紫外線透過率2%未満、綿は最大20〜30%透過するケースがあります。10倍以上の差です。これは重要です。
ただし通気性や着心地の問題もあるため、医療現場では「ポリエステル混紡」がバランス良好です。汗対策も必要です。
見落とされがちですが、衣類は状態で性能が変わります。濡れた状態では紫外線透過率が最大30%増加することが知られています。汗でも同様です。意外ですね。
さらにストレッチ素材を伸ばした状態では繊維間の隙間が広がり、UPF50の服でも実質UPF20程度まで低下する場合があります。つまり着方次第です。
このリスクを避けるには、汗をかく現場では「速乾素材」を選び、サイズに余裕を持たせることが重要です。サイズ設計が条件です。
夜勤中心でも安心ではありません。なぜならUVAは年間を通じて強度が大きく変わらず、曇りや冬でも安定して降り注ぐためです。油断できません。
さらに夜勤明けの通勤時、短時間でも強い紫外線を浴びると、睡眠不足状態ではDNA修復機能が低下し、ダメージが増幅される可能性があります。これは臨床的にも重要な視点です。
この場面では「通勤専用UVパーカー」を一枚常備するだけでリスクを大幅に低減できます。持ち歩きが基本です。