iad予防 軟膏の誤用が引き起こす肌リスクと正しい対応法

IAD予防に使う軟膏、実は「良かれと思って塗っている行為」が患者の皮膚トラブルを悪化させることがあります。正しい判断をしていますか?

iad予防 軟膏の正しい使い方と落とし穴

実は、ワセリンを毎回塗るのはIAD悪化リスクを2倍にすることがあります。


IAD予防の軟膏選びが患者の快適性を左右
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ワセリンで悪化するケースがある

保護目的で使用されることの多いワセリンですが、通気性が低く、約7割のIAD患者で湿潤環境が長期化する報告があります。

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バリア軟膏の選定ミスが再発率に影響

シリコン系バリア軟膏を適用していない施設では、IAD再発率が1.8倍高いとされています。

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1回の塗布時間を短縮する工夫

忙しい現場で5分以内に塗布を終える工夫で、ケア効率が30%向上するデータもあります。


iad予防 軟膏の種類と選び方

IAD(incontinence-associated dermatitis)は失禁関連皮膚炎として知られ、看護の現場では頻繁に見られる症状です。
多くの医療従事者は、保湿剤やワセリン系軟膏を中心にケアしているかもしれません。ですが、これが必ずしも最適ではありません。
2024年の日本看護技術学会誌によると、ワセリン単独塗布群は非シリコン系バリア剤群よりIAD再発が1.7倍高い結果でした。
つまり被膜形成能と通気性が両立する軟膏が理想的です。
皮膚バリア維持が基本です。


iad予防 軟膏塗布の頻度と量の目安

塗布頻度は「多いほど良い」と思われがちですが、過度な塗布は皮膚マセレーションの原因にもなります。1日3回を超える頻度では湿潤環境が強まり、炎症促進の報告も。
1回あたりの目安は0.5g程度(人差し指の先、約2cm)で十分です。
厚塗りすると通気が阻害されるため逆効果です。
結論は「うすく、こまめに」です。
この量が原則です。


iad予防 軟膏と皮膚清拭の順序

誤った順序でケアすることで、保護効果が失われることがあります。
清拭時にアルコール含有製品で皮膚を拭き、その直後に軟膏を塗布するケースは注意です。
残存アルコールが皮膚刺激性物質として残り、約60%の患者にしみ刺激を与えたという報告があります。
まずぬるま湯またはpH5.5前後の洗浄液で洗い、やさしく乾燥させてから塗布します。
順序が条件です。


iad予防 軟膏と吸収性パッドの関係

パッド交換の頻度と軟膏の相性も見逃せません。
吸収性パッドが過剰に湿っている状態では軟膏の付着力が落ち、1時間以内に被膜がはがれるケースもあります。
特に夜間は接触時間が長く、軟膏の選択で皮膚ダメージが変わります。
対策は吸湿通気性の高いパッドとの併用です。
それだけ覚えておけばOKです。


参考リンク(バリア製剤選定の臨床解釈に関する部分):


iad予防 軟膏の誤用を防ぐチーム連携

現場では、医師・看護師・介護士の連携不足により、軟膏塗布が二重登録されることも。
ある急性期病院では、同一患者に1日計3種類の軟膏が塗布され、皮膚pHが2.8まで低下したケースが報告されています。
このような誤用を防ぐためには、ケアプラン内で「使用剤名・塗布部位・頻度」を共有するプロセスが必要です。
共有が基本です。
意外ですね。


参考リンク(多職種チームアプローチの成功例紹介部分):
日本排泄ケア学会:IADケアにおける多職種連携ガイドライン