漢方専門医一覧の検索方法と認定医との違い、資格取得要件を解説

漢方専門医を探す際、一覧サイトの種類や専門医・認定医の違い、資格取得までの厳しい条件を知っていますか?医療機関選びや連携先探しに役立つ情報をまとめました。どの検索サイトが最適でしょうか?

漢方専門医一覧

専門医と認定医は広告可否が違います。


漢方専門医一覧の3つのポイント
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複数の検索サイトが存在

日本東洋医学会、日本臨床漢方医会など複数の団体が医師検索サービスを提供しており、それぞれ掲載基準が異なります

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専門医と認定医の違い

専門医は医籍登録後6年以上で50症例提出が必要。認定医は3年以上で30症例提出と要件が異なり、広告可否も違います

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保険診療での処方

漢方薬の保険診療での処方に特別な資格は不要ですが、専門医は漢方医学的診察と体質に応じた処方を行います


漢方専門医の検索サイト一覧と特徴


全国の漢方専門医を探すには、複数の信頼できる検索サイトが利用可能です。日本東洋医学会の専門医検索では、都道府県や市区町村、西洋医学の専門分野ごとに検索でき、漢方専門医として厚生労働省の広告認可を受けた医師のみが掲載されています。 tsumura.co(https://www.tsumura.co.jp/kampo-view/clinic/)


日本臨床漢方医会の検索サイトでは、医療機関名、医師名、診療科目、保険診療か自由診療か、漢方処方の類別(基本処方は漢方、必要に応じて漢方、患者さんの希望があれば漢方の3分類)などの詳細情報が確認できます。ツムラ社の「漢方ビュー」やメディカルノートなども、約10,000件の医療機関から漢方薬に詳しい医師を検索できるサービスを提供しています。 kampo-ikai(https://kampo-ikai.jp/doctor/)


各サイトの掲載基準が異なります。


日本東洋医学会の検索では専門医資格の有無で絞り込めますが、日本臨床漢方医会の検索では会員であれば資格の有無にかかわらず掲載されているため、専門医資格の確認が必要です。また、ツムラ社のサイトは漢方薬処方を行う医療機関を広く紹介しているため、専門医以外も含まれることを理解しておくべきです。 kimura(https://kimura.blog/2020/07/22/example-post-2/)


医療機関を選ぶ際は、専門医資格の有無だけでなく、診療時間、最寄りの交通機関、漢方処方の頻度なども確認することで、患者紹介や連携先選定の精度を高められます。 kampo-ikai(https://kampo-ikai.jp/doctor/)


漢方専門医と認定医の違いと受験資格

漢方専門医と認定医は受験資格と研修期間が大きく異なります。専門医は医籍登録後6年以上経過し、基本領域の専門医資格(内科、外科、小児科など)を取得した上で、さらに漢方医学の臨床研修を3年以上行った医師が受験できる資格です。一方、認定医は医籍登録後3年以上経過すれば受験可能で、基本領域の専門医資格は必須ではありません。 doctor.mynavi(https://doctor.mynavi.jp/column/kampo/)


専門医の受験には50症例の一覧とそのうち10症例の臨床報告提出が必要ですが、認定医は30症例の一覧と5症例の臨床報告で済みます。さらに、専門医は日本東洋医学会の正会員として3年以上の継続会員歴が求められ、受験年度の前5年度以内に7単位(学術総会と医療倫理・医療安全講習会出席を含む)の取得が必要です。 jsom.or(https://www.jsom.or.jp/medical/specialist/pdf/siken/syourei_rinsyou_kisai_2022.pdf)


広告可否も大きく違います。


専門医は平成17年(2005年)8月に厚生労働省から「日本東洋医学会認定 漢方専門医」として広告が認可されましたが、認定医は広告可能な資格として認められていません。このため、医療機関のウェブサイトや看板に「漢方専門医」の表示がある場合は、厳格な基準をクリアした医師であることが保証されています。 jsom.or(http://www.jsom.or.jp/universally/doctor/index.html)


専門医と認定医を重複して取得することはできず、専門医の受験に際して認定医資格は必須ではないため、認定医を経ずに直接専門医を目指す医師も存在します。 kimura(https://kimura.blog/2020/07/22/example-post-2/)


漢方専門医の更新要件と必要単位数

漢方専門医の資格は5年ごとに更新が必要で、更新を怠ると資格が失効します。更新には100点の取得が必須で、そのうち70点以上は日本東洋医学会が主催する事業から取得し、学術総会と医療倫理・医療安全講習会への出席が必ず含まれなければなりません。認定医の更新は60点で、そのうち40点以上を本学会主催事業から取得する必要があります。 jsom.or(http://www.jsom.or.jp/universally/doctor/pdf/regulations.pdf)


学術総会への参加は1回あたり15点が付与され、専門医は年間上限50点、認定医は年間上限30点まで認められます。論文発表も更新点数として認められ、筆頭著者は1論文につき10点、共同執筆者は3点が上限です。和漢医薬学会学術大会などの関連学会への参加でも15点の取得が可能です。 square.umin.ac(http://square.umin.ac.jp/wakan39/unit.html)


更新時期の計算が重要です。


専門医更新1回目・2回目は50症例の提出が必要ですが、3回目以降は30症例に軽減されます。更新手続きを有効期間内に行わないと資格が失効するため、専門医番号と現在の資格認定開始年月を正確に把握しておく必要があります。専門医の認定期間は5年ですが、更新手続きのタイミングによっては認定期間が4年となる場合もあります。 jsom.or(https://www.jsom.or.jp/medical/specialist/pdf/siken/syourei3B_kisairei.pdf)


日本東洋医学会の会費を完納していることも更新の必須条件であり、未納があると更新申請ができません。 doctor.mynavi(https://doctor.mynavi.jp/column/kampo/)


漢方専門医の臨床的役割と診察方法

漢方専門医は西洋医学の専門医資格を取得した上で、さらに漢方医学を充分に修得した医師です。一般社団法人日本東洋医学会は、漢方専門医を「西洋医学を十分に習得し、内科、外科をはじめ小児科、産婦人科、整形外科、皮膚科、眼科、耳鼻科、精神科など西洋医学の専門分野を持った上で、漢方医学についても修得した医師」と定義しています。 jsom.or(http://www.jsom.or.jp/universally/doctor/index.html)


漢方医学では同じ症状や同じ病気でも、患者一人一人の状態によって用いる薬が異なります。そのため漢方専門医は、患者の身体を漢方医学的に診察し、症状や体質に合った漢方薬を処方するとともに、体調を整えるために必要な養生法についても指導します。 jsom.or(http://www.jsom.or.jp/universally/doctor/index.html)


漢方独特の診察法を実施します。


漢方専門医は、脈診、舌診、腹診などの漢方医学独特の診察を行い、患者の今の状態にどの漢方薬が最も適切かを見極めます。こうして、あらゆる具合の悪さや病気で悩み苦しむ患者に、現代医学とは異なる方法で症状の改善もしくは治癒を目指す最適な漢方治療を提供します。 jsom.or(http://www.jsom.or.jp/universally/doctor/index.html)


保険診療で漢方薬を処方する際、特別な資格は必要ありませんが、漢方薬を処方する医師が必ずしも漢方専門医というわけではありません。専門医資格の有無は、患者紹介や連携先選定において、漢方医学の専門的知識と技術を持つ医師を見分ける重要な指標となります。 kimura(https://kimura.blog/2020/07/22/example-post-2/)


漢方専門医取得を目指す医師のキャリアパス

漢方専門医を目指す医師は、まず初期臨床研修を修了し、基本領域(内科、外科など)の専門医を取得する必要があります。慶應義塾大学医学部漢方医学センターなどの専門研修施設では、研修開始時点で医学部卒後10年以内の者を対象に専修医を募集しており、日本東洋医学会への入会と専攻医の登録が研修開始までに必要です。 keio-kampo(https://www.keio-kampo.jp/senshui/index.html)


基本領域の専門医に認定された後、漢方医学センターで3年の漢方医学の臨床研修を行うと、漢方専門医取得の受験資格を得ることができます。この臨床研修では、外来診療を通じて多様な疾患に対する漢方治療の経験を積み、入院患者への漢方併用療法も学びます。 kampo-ikai(https://kampo-ikai.jp/towa/clinical/)


症例報告の質が合否を左右します。


受験には50症例の一覧と10症例の詳細な臨床報告が必要で、これらの症例は漢方医学的診察と処方の根拠を明確に示す必要があります。臨床報告には、患者の主訴、現病歴、漢方医学的所見(脈診、舌診、腹診など)、処方内容、経過、考察が含まれ、漢方医学の理論に基づいた論理的な記載が求められます。 jsom.or(https://www.jsom.or.jp/medical/specialist/pdf/siken/syourei_rinsyou_kisai_2022.pdf)


認定試験は毎年1回実施され、筆記試験と口頭試問に合格する必要があります。合格後も5年ごとの更新が必須であり、継続的な学習と学会活動への参加が専門医としてのキャリアを維持するために不可欠です。 jsom.or(http://www.jsom.or.jp/universally/doctor/pdf/senmoni_haiten.pdf)


日本東洋医学会の専門医制度詳細
専門医像や受験資格の詳細について、日本東洋医学会の公式ページで確認できます。


日本東洋医学会専門医検索システム
全国の漢方専門医を氏名、都道府県、市区町村、西洋医学の分野、勤務先名称で検索できます。


日本臨床漢方医会の医師検索
保険診療・自由診療の区別や漢方処方の類別など、詳細な診療情報とともに漢方医を検索できます。






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