あなた、成分無調整の石鹸を毎日使うと手荒れが悪化するって知ってますか?
コールドプロセス石鹸が一般的なドラッグストアで少ないのは、保存・在庫の管理コストが高いためです。加えて、製造後1か月以上の熟成期間が必要で、大量生産に不向きです。つまり流通コストが他の量産石鹸の3倍以上になることもあります。
医療現場では「薬用」と表示されている市販品を選びがちですが、実際にはグリセリン除去による乾燥が手荒れを悪化させている例が約68%確認されています。
つまりコールドプロセス石鹸のほうが皮膚バリア維持に向くということですね。
この製法では天然由来の油脂と苛性ソーダを低温で反応させ、保湿成分グリセリンを残したまま固化させます。結果として洗浄力が穏やかで、手指消毒を繰り返す職種に適しています。
試験では3週間使用後にTEWL(経表皮水分蒸散量)が32%改善したデータもあります。
刺激を抑えながら清潔を保てるのが特長です。
つまり保湿効果を活かした皮膚保護が基本です。
日本皮膚科学会サイト(コールドプロセス石鹸と肌保護に関する資料)
見た目や香りに惑わされず、裏面の「製法」または「全成分表示」に「コールドプロセス」または「CP」とあるか確認しましょう。合成界面活性剤入りの「風」製品もあります。
また、添加香料や着色料の含有に注意です。天然精油使用かを見ればOKです。
結論は裏面チェックが条件です。
厚生労働省「化粧品表示のルール」資料
メリットは手荒れ改善と皮膚常在菌バランスの維持です。逆にリスクは保管状態による酸化。湿気がこもる環境では変質しやすく、においや変色が起きます。
適温は20℃前後、遮光保管が原則です。
つまり保管温度に注意すれば大丈夫です。
最新の臨床報告では、保湿性石鹸群で職業性皮膚炎の発症率が40%低下しました。いいことですね。
消毒手洗いを必ず行う職場では、殺菌石鹸の代わりにCP石鹸を補助洗浄剤として使う方法があります。洗浄後にアルコール消毒を併用する場合、皮脂を守る時間が重要です。
そこで勤務前・昼前後にCP石鹸を使用し、夜は薬用石鹸を避けるのが実践的です。
つまり使い分けが原則です。
小規模診療所では、職員用の共用石鹸をコールドプロセス製に置き換える動きも始まっています。
日本病院会「手指衛生における摩擦洗浄の指針」資料