あなたが安い機種を選ぶと年間200万円損します
ピコ秒レーザーの本体価格は、一般的に1500万〜4000万円程度が相場です。例えばPicoSureやPicoWayなどの主要機種では、導入費だけで軽自動車5〜10台分に相当します。高額です。
ただし実際には、これに加えて年間保守費用が100万〜300万円、消耗品やハンドピース交換でさらに数十万円が発生します。つまり本体価格だけで判断すると、運用コストを見誤ります。ここが盲点です。
医療機関では「初期費用が安い機種」を選びがちですが、照射効率が低いと1日あたりの施術件数が減り、年間売上が数百万円単位で差が出ます。つまり回収速度が重要です。
結論は総コストで判断です。
施術価格は1回あたり1万円〜5万円が一般的で、シミ取りやトーニングなどメニューによって変動します。例えば月100件、平均単価2万円の場合、月商は200万円です。
このとき導入費3000万円の機種なら、単純計算で約15ヶ月で回収可能です。ただし稼働率が落ちると回収期間は一気に延びます。ここが分岐点です。
低価格機種で照射時間が長い場合、1日10件しか回せないこともあります。一方で高性能機種なら20件以上対応でき、売上は倍になります。つまり回転率が鍵です。
結論は回転率で決まるです。
代表的な機種には以下のような特徴があります。
・PicoSure:755nm中心で色素系に強い
・PicoWay:532/1064nm対応で汎用性が高い
・Discovery Pico:高出力で短時間施術向き
これらは単なる性能差ではなく、施術メニューの幅と単価に直結します。例えば多波長機種はタトゥー除去や肝斑など幅広く対応でき、患者単価が上がります。利益構造が変わります。
逆に単一波長機種は価格が安くても適応が狭く、患者の取りこぼしが発生します。これは機会損失です。
つまり機種選びが収益です。
「とにかく安く導入したい」という判断は危険です。なぜなら安価機種では以下の問題が起きやすいからです。
・出力不足で治療回数が増える
・患者満足度が低くリピート率低下
・施術時間が長く回転率低下
例えば1人あたりの施術回数が3回から5回に増えると、一見売上は増えそうですが、実際はクレームや離脱につながります。これは損失です。
このリスク対策としては「導入前に症例ベースで比較する」という行動が有効です。比較サイトや学会発表データを1つ確認するだけで判断精度が上がります。ここがポイントです。
安さだけは危険です。
最適な導入戦略は「価格」ではなく「回収モデル」で考えることです。例えば以下の3軸で評価します。
・初期費用(導入価格)
・運用コスト(保守・消耗品)
・売上能力(回転率・単価)
この3つを合算すると、同じ3000万円の機種でも実質価値が大きく変わります。ここが本質です。
特に美容皮膚科では、1日あたりの施術可能人数がそのまま利益に直結します。ここを無視すると、黒字化が遅れます。
つまり利益基準で選ぶです。
参考:医療機器の価格帯と保守費用の実態
https://www.pmda.go.jp/