グリーンコンシーラーを厚塗りするほど赤みは7割以上残ります。
顔の赤みを消す方法をメイクで実践する前に、赤みがどこから来ているかを正しく把握することが不可欠です。原因を誤解したままコンシーラーや下地を重ねても、根本的なカバーにはつながりません。
赤みの原因は大きく4種類に分けられます。まず最も多いのが毛細血管の拡張によるもので、鼻周りや頬に常に赤みが出ているタイプです。皮膚科学的には「毛細血管拡張症」や「酒さ(ロザセア)」と呼ばれ、成人女性の約10〜20%が何らかの程度で抱えているとされています。次に多いのが敏感肌・乾燥由来の赤みで、バリア機能が低下した肌が外気や摩擦に反応して炎症反応を起こすケースです。
3つ目はニキビ・ニキビ跡による部分的な赤みで、炎症後の色素沈着よりも毛細血管の拡張が主因であることが多いです。これは意外ですね。4つ目がアレルギー・接触性皮膚炎によるもので、化粧品成分や衣類の摩擦が引き金になります。
| 原因の種類 | 特徴 | メイクでの対応難易度 |
|---|---|---|
| 毛細血管拡張症・酒さ | 常時・広範囲の赤み | 高め(複数ステップ必要) |
| 敏感肌・乾燥 | 条件によって変動する赤み | 中程度 |
| ニキビ・ニキビ跡 | 部分的な赤み・点状 | 低め(ピンポイント対応可) |
| アレルギー・接触性皮膚炎 | 突発的・範囲が不定 | 高め(成分選択が重要) |
つまり「原因別の対応が基本」です。医療従事者は肌への刺激が強い環境(マスク長時間装着・手洗い頻度が高い)にさらされているため、特にバリア機能の低下による赤みが起きやすいことも覚えておいてください。赤みのタイプを把握してから次のステップへ進みましょう。
参考情報:酒さ・毛細血管拡張症の皮膚科学的メカニズムについて
日本皮膚科学会 – 酒さ(ロザセア)についてのQ&A
グリーン下地は赤みを消す方法の定番アイテムですが、使い方を誤ると仕上がりが緑がかってしまいます。これが最も多い失敗パターンです。
グリーン(補色)が赤を打ち消す原理は色相環に基づいており、赤の補色がグリーンであることを利用しています。ただし「たくさん塗れば塗るほど消える」という考えは誤りです。適切な使用量は顔全体に塗る場合でも米粒2〜3粒分(約0.3〜0.5ml)が目安で、これを超えると皮膚のトーンと噛み合わずに不自然な仕上がりになります。
正しい手順は以下のとおりです。
グリーン下地は「隠す」のではなく「色を中和する」アイテムです。これは使えそうです。酒さや毛細血管拡張症など範囲が広い赤みには、グリーン下地を薄く広げる方法が最も効果的で、部分的なニキビ跡の赤みにはグリーンのコンシーラーをポイント使いする方が適しています。
特に医療従事者の方でマスクを長時間着用する場合、鼻周りや口周りに赤みが集中しやすい傾向があります。この部位へのピンポイント塗布が効率的です。
コンシーラーは「カバー力が高いほど良い」と思われがちですが、実はカバー力が高すぎるものは乾燥しやすく、時間が経つとひび割れて赤みが逆に目立つ場合があります。厳しいところですね。
赤みに対してコンシーラーを使う場合、色み・テクスチャー・配合成分の3点を意識して選ぶことが重要です。まず色みについては、赤みを消す場合はグリーン系またはイエロー系が適しています。ピンク・コーラル系のコンシーラーは血色を補う目的のものであり、赤みには逆効果になるため選ばないようにしましょう。
テクスチャーに関しては、クリームタイプが最もコントロールしやすく、スティックタイプは密着力は高いものの厚づきになりやすいため、薄めに塗る技術が必要です。リキッドタイプは伸びやすい反面、カバー力が落ちるため、赤みが強い方には単体での使用は不向きです。
密着力を高める具体的なテクニックとして、コンシーラーを塗った後に指の体温で数秒間軽く押さえる(温め密着)方法があります。体温で成分がやわらかくなり肌に密着するため、崩れにくくなります。さらに、コンシーラーの上にフェイスパウダーを細ブラシで薄くのせると、摩擦への耐性が上がります。
コンシーラーの密着力が基本です。マスクで擦れやすい環境下では特に密着力の確保が重要で、フィックスミストを仕上げに使用するとさらに崩れにくくなります。
ファンデーションの種類によって赤みのカバー力は大きく異なります。これが大前提です。
リキッドファンデーションはカバー力と保湿感のバランスが良く、赤みが広範囲にある場合に最も扱いやすい種類です。ただし皮脂分泌が多い方はヨレやすいため、皮脂コントロール成分(シリカ・タルクなど)が含まれたものを選びましょう。パウダーファンデーションは軽い仕上がりですが、カバー力が不足しやすく、赤みが強い方には重ね塗りが必要になるケースが多いです。クッションファンデーションは近年人気が高く、一定のカバー力を保ちながらツヤ感も出せる点で使いやすいですが、油分が多いものは時間が経つと皮脂と混ざって赤みが浮き上がりやすくなります。
塗り方では、スポンジを使ったポンポン塗り(スタンプ塗り)が赤みカバーには最適です。ブラシで引っ張るように塗ると下に塗ったグリーン下地やコンシーラーが動いてしまうため、密着させる意識でのせていきましょう。
ファンデーションの塗る順序も重要です。通常は顔の中心(額・鼻・あご)から外に向かって伸ばしますが、赤みが気になる部分(頬・鼻周り)は最後に追加でスポンジを押し当てて密度を高めるとカバー力が増します。顔の中心から外側へが原則です。
| ファンデーション種類 | 赤みカバー力 | 崩れにくさ | 医療従事者向き度 |
|---|---|---|---|
| リキッド(皮脂コントロール系) | ★★★★☆ | ◎ | |
| クッション(マット系) | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ○ |
| パウダー | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | △ |
| スティック | ★★★★★ | ★★★★☆ | ○(部分使い向き) |
仕上げの工程が崩れ防止の鍵を握ります。最後まで気を抜けません。
一般的なメイクフィニッシュではルースパウダーまたはフィクサースプレーを使用しますが、医療従事者のようにマスク着用が長時間に及ぶ場合は、これだけでは不十分なケースがあります。マスク内は湿度が高く皮脂分泌が促進されるため、通常よりも崩れやすい環境です。
対策として有効なのがブラーリングプライマー(毛穴・凹凸をなめらかにするタイプ)の下地前使用です。肌表面を物理的に均一にしておくことで、ファンデーションが密着しやすくなり、長時間のキープ力が向上します。加えて、仕上げの段階ではフィクサースプレー(メイクフィックスミスト)を20〜30cm離れた位置から均一に吹きかける方法が効果的です。スプレーを近づけすぎると一箇所に集中して崩れの原因になるため注意が必要です。
また、マスクとの接触が多い鼻・口・あご周りは特に崩れが起きやすい部位です。この部位だけウォータープルーフ対応の下地を下に仕込むという二重対策を取る医療従事者も増えています。
崩れた際のタッチアップ(直し)については、油分で崩れた場合はあぶらとり紙で軽く押さえてからパウダーを重ねる順序が正しく、いきなりパウダーを重ねると厚ぼったくなります。崩れたら「押さえてから重ねる」が条件です。
メイクの耐久性を高める上で、スキンケアの保湿が不足していると逆にメイクが崩れやすくなることも覚えておきましょう。乾燥→皮脂過剰分泌→メイク崩れというサイクルを断つために、朝のスキンケアで十分な保湿を行うことが長時間キープへの近道です。
参考情報:マスク着用時のメイク崩れ・肌荒れ対策についての解説
日本皮膚科学会 – マスクによる皮膚トラブルの対処法(公開情報)
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