保湿をしっかりしているのに、鼻周りだけ皮むけが悪化することがあります。
鼻周りは顔の中でも皮むけが最も起きやすいパーツのひとつです。その理由を知っておくと、ケアの方向性が見えてきます。
① 空気乾燥によるバリア機能の低下
湿度が40%を下回ると、肌の水分が急速に蒸発し、バリア機能が低下します。バリア機能が落ちると角層細胞同士をつなぐ「細胞間脂質」の配列が乱れ、角層がはがれやすくなります。これが皮むけ・粉吹きの正体です。
特に冬は室内の暖房で湿度が30〜40%台に落ちやすく、体感温度よりもずっと肌へのダメージは大きいと言えます。
② マスク着用による摩擦ダメージ
マスクは凹凸のある鼻部分に最も擦れやすい構造になっています。1日8時間以上マスクを着用する場合、鼻筋や小鼻の際に繰り返し摩擦が加わり続けます。摩擦が蓄積すると、バリア機能はさらに低下します。
これが原因です。これはスキンケアだけでは補いにくい問題です。
③ 脂漏性皮膚炎(鼻周りの皮膚疾患)の可能性
「鼻の周りだけカサカサが繰り返す」「保湿してもすぐむける」という場合、単なる乾燥ではなく脂漏性皮膚炎の可能性があります。脂漏性皮膚炎は、皮脂分泌が多いTゾーン(額〜鼻周り)に起こる慢性的な炎症性皮膚疾患で、マラセチア属の真菌が関与しています。
つまり保湿だけでは改善しません。赤みやかゆみを伴う皮むけが2週間以上続く場合は、皮膚科での受診を検討しましょう。
| 原因の種類 | 特徴的な症状 | 主な対処法 |
|---|---|---|
| 空気乾燥・バリア低下 | 季節性に悪化、全体的なカサつき | 油分補給・加湿 |
| マスク摩擦 | 鼻筋・小鼻の際に局所的な皮むけ | マスク前のワセリン塗布 |
| 脂漏性皮膚炎 | 赤み・かゆみを伴い繰り返す | 皮膚科での抗真菌薬処方 |
参考:鼻周りの皮むけと脂漏性皮膚炎の関係性について詳しく解説されています。
フケとかゆみ・脂漏性皮膚炎の症状と皮膚科での治療|大垣市皮膚科
皮むけの状態によって使うアイテムが変わります。ここが重要です。
カサカサ・皮むけだけなら「ヘパリン類似物質」
ヘパリン類似物質は、水分子を引き寄せて保持する働きを持つ保湿成分です。代表的な処方薬として「ヒルドイド」があり、市販品でも「ヒルマイルドクリーム」などが入手できます。保湿効果に加え、血行促進作用で肌のターンオーバーを整える効果も期待できます。
ただし注意点があります。出血や傷を伴う皮むけには血行促進作用が逆効果になるため、使用を控えてください。
赤み・かゆみを伴うなら「抗炎症成分」配合製品
皮むけに赤みやかゆみが加わっている場合、炎症が起きているサインです。グリチルリチン酸ジカリウムなどの抗炎症成分が含まれたスキンケアを選びましょう。「シソラクリーム」などがその代表例です。
痛みや出血があるなら「白色ワセリン」
痛みや出血を伴う皮むけは、傷口の保護が最優先です。この段階では有効成分が刺激となる可能性があるため、白色ワセリンで覆うだけにとどめましょう。皮膚科では医療用の「プロペト(精製ワセリン)」が処方されることもあります。
白色ワセリンが原則です。
参考:ヘパリン類似物質の保湿効果と使い方について、医師が詳しく解説しています。
乾燥肌のお悩み解決!「ヘパリン類似物質」の効果とは?【医師監修】|品川スキンクリニック
皮むけがある状態でいきなりファンデを塗っても、メイクが浮いてかえって目立ちます。順番が命です。
ステップ1:洗顔はぬるま湯・泡立てネット使用で摩擦ゼロを目指す
乾燥肌の洗顔でよくある間違いは、熱いお湯で洗うことと、ゴシゴシこすることです。熱いお湯は必要な皮脂まで洗い流し、乾燥をさらに加速させます。34〜36℃程度のぬるま湯と、泡立てネットで作ったきめ細かな泡で、泡に汚れを吸着させるようなイメージで洗いましょう。
ステップ2:化粧水はコットンではなく「手のひらプレス」で
コットンで化粧水を拭き取るように使うと、それ自体が摩擦の原因になります。手のひらに化粧水を適量取り、包み込むように顔全体を押さえながらなじませましょう。鼻周りは特に丁寧に、10〜15秒ほどかけてじっくり押し込みます。
これは使えそうです。
ステップ3:乳液・クリームで「油膜」を作って水分を閉じ込める
化粧水で水分を補ったあと、乳液やクリームで蓋をします。この油膜がないと、せっかく補った水分が蒸発してしまいます。べたつきが気になる人も、鼻周りだけは省かないようにすることが条件です。
ステップ4:メイク前5分は"何もしない時間"を設ける
スキンケア直後はまだ肌に水分が定着していません。スキンケアが肌になじむまで5〜10分ほど待つことで、ファンデが浮きにくくなります。この待ち時間を使って眉毛や目元のメイクを先に進めるのが効率的です。
参考:メイク前の保湿手順と化粧崩れの防ぎ方について、資生堂が詳しく解説しています。
スキンケアが整ったら、いよいよメイクです。ここでの選択ミスが皮むけを目立たせる最大の原因になります。
ファンデは「パウダー」より「リキッド・クリーム」を選ぶ
パウダーファンデは粉状の性質上、乾燥した角質の細かい凹凸に入り込み、皮むけを余計に目立たせてしまいます。一方、リキッドやクリームタイプのファンデは水分・油分を含んでいるため、皮むけした部分に密着しやすく、浮きにくい仕上がりになります。
リキッド一択が基本です。
どうしてもパウダーを使う場合はトントン塗り
どうしてもパウダーファンデを使う場合は、スポンジをスーッと滑らせる塗り方は絶対に避けてください。スーッと滑らせると摩擦が生じ、皮むけした部分がさらに剥がれて悪化します。スポンジをトントンと押さえながら、肌に乗せていくイメージで塗ると摩擦を最小限に抑えられます。
下地は「保湿タイプ」を鼻周りだけ薄く重ねる
通常の化粧下地を全顔に均一に使いつつ、鼻周りには保湿力が高いタイプの下地を薄く重ねるのが効果的です。「ミノン アミノモイスト カラーコントロールベース」や「d プログラム 薬用 スキンケアベース CC」などは敏感肌向け設計で、乾燥した肌への刺激が少ないため選択肢として有用です。
コンシーラーは「薄く・点置き」が鉄則
皮むけの赤みを隠したくてコンシーラーを厚塗りすると、乾燥でひび割れしやすくなります。コンシーラーを指先に少量取り、気になる部分にポンポンと点置きし、指の体温でゆっくりなじませましょう。
参考:皮むけ時のファンデの選び方と塗り方について、資生堂の美容部員が解説しています。
乾燥&肌荒れもバレない!1日中うるおうベースメイクの基本|d プログラム(資生堂)
長時間のマスク着用が日常となった職種の方は、鼻周りの皮むけとメイク崩れが同時に起きやすい状況です。これは一般的な美容情報ではあまり触れられない視点です。
マスク前のワセリン塗布がゲームチェンジャーになる
マスクをつける前に鼻筋から小鼻にかけてワセリンを薄く塗ると、マスクとの摩擦を大幅に軽減できます。ワセリンはメイクの下に使用することを前提に、適量(米粒1個分程度)を指でなじませる程度で十分です。
薄く塗るだけで十分です。
市販の白色ワセリン(ヴァセリン・プロペトなど)でも効果は得られますが、不純物が少ない「精製ワセリン」のほうが肌への刺激が低く安心です。
鼻周りのメイク直しは「ティッシュオフ→ミスト→パウダーだけ」でOK
長時間勤務中に鼻周りがくすんできた場合、ファンデを重ねるのは逆効果です。まず皮脂や崩れた部分をティッシュで軽くオフし、保湿ミストを軽くスプレーしてから、フェイスパウダーをパフでふんわり重ねるだけで十分です。
絹・シルク素材の立体型マスクで摩擦ダメージを根本から減らす
不織布マスクは通気性の点では優れていますが、布面が鼻周りに密着しやすく摩擦が起きやすい構造です。仕事の場面に支障がない状況では、シルク100%の立体型マスクに変えることで、鼻周りへの摩擦ダメージを数段階軽減できます。
健康面でも美容面でも投資対効果は高いですね。
参考:マスク着用による摩擦と鼻周りの乾燥対策について詳しく解説されています。
鼻が乾燥して皮がむける原因・治し方・メイクのポイント|東京美肌堂(医師監修)

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