プラセンタサプリを長期服用すると、閉経後の女性に月経が再開するケースがあります。
参考)https://kofu-hanawa.com/placenta.html
プラセンタサプリは「副作用がほとんどない」と紹介されることが多いですが、正確には「重篤な副作用の報告例が少ない」という意味です。 軽度から中程度の副作用は複数報告されており、医療従事者として患者に説明する際には正確な区別が必要です。
参考)https://www.matono-womens.com/treatment/placenta/pl_faq
主に報告されている副作用の種類は以下のとおりです。
参考)https://www.generio.jp/shop/information/2025_0305_05
これらの副作用は軽度が多いです。しかし、アレルギー体質の患者には喘息の悪化やアナフィラキシーショックが起こる可能性もゼロではありません。 患者の既往歴を事前に確認することが原則です。
参考)https://magazine.caloo.jp/posts/7009/
実際に、プラセンタエキス40mgを10日間服用した41歳女性が全身の紅斑と下腿浮腫を起こした症例も報告されています。 数字が伴う実例があることは、患者への説明に説得力を与えます。
参考)https://www.min-iren.gr.jp/news-press/genki/drug/20170331_30992.html
全員が同じリスクを持つわけではありません。副作用が出やすい患者像を把握しておくことで、事前の適切なスクリーニングが可能になります。
特に注意すべきケースは以下のとおりです。
参考)https://www.drsele.co.jp/column/placenta-benefits-explained
つまり「誰にでも安全」ではありません。 患者の背景情報を整理してから使用を検討することが条件です。
参考)https://www.generio.jp/shop/information/2025_0305_05
若年層への過剰摂取は効果が出ないだけでなく、皮膚トラブルを引き起こすリスクもあります。 「若いから効果が薄い」という視点で考えると患者への説明もスムーズになります。
参考)https://placenta.kanda-sanfujinka-clinic.com/necessary.html
医療従事者の間でも混同されやすいのが「献血禁止」の対象範囲です。これは意外なポイントです。
日本赤十字社の基準では、ヒト由来プラセンタ注射剤(メルスモン・ラエンネック)を使用した場合のみ、献血・臓器提供が永久に禁止されています。 一方、豚・馬由来のプラセンタサプリや内服薬は献血禁止の対象に含まれていません。
参考)https://magazine.caloo.jp/posts/7009/
| 製品の種類 | 献血禁止 | 主な原料 | 医薬品承認 |
|---|---|---|---|
| ヒト由来プラセンタ注射剤 | ⛔ 永久禁止 | ヒト胎盤 | あり(肝機能・更年期) |
| 豚・馬由来プラセンタサプリ | ✅ 制限なし | 豚・馬胎盤 | なし(健康食品扱い) |
患者が献血ボランティアを定期的に行っている場合、注射剤とサプリの違いを正確に説明することが重要です。 「プラセンタを使うと献血できなくなる」という誤解が広まっており、サプリ使用者が不必要に献血をやめてしまうケースがあります。
参考)https://kofu-hanawa.com/placenta.html
理論上、ヒト由来プラセンタからの感染リスク(変異型クロイツフェルトヤコブ病など)を100%否定できないため、この制限は現在も維持されています。 注射剤を選択する患者には必ずこの制限を事前に説明する必要があります。
参考)https://magazine.caloo.jp/posts/7009/
参考:献血禁止の詳細条件と感染リスクの理論的背景については民医連の解説が詳しいです。
「医師も勧めているから安全」と患者が思い込んでいるケースは少なくありません。しかし、エビデンスの実態は想像よりも乏しいです。
国立健康・栄養研究所の「健康食品の素材情報データベース」では、プラセンタの有効性情報について「文献の中に見当たらない」と結論付けています。 これは非常に重要な情報です。
参考)https://www.min-iren.gr.jp/news-press/genki/drug/20170331_30992.html
日本で医薬品として承認されているプラセンタの適応は、以下の2つのみです。
美容目的・疲労回復・アンチエイジングへの効果は、基礎研究レベルにとどまり、臨床的なエビデンスは不足しています。 患者に「効果がある」と断言することは、現時点では医学的に適切ではありません。
また、市販のプラセンタサプリには「プラセンタ10,000mg配合」などの表示がありますが、これは原材料量であり、有効成分量を示している製品はほとんど存在しません。 サプリの数字表示の意味を患者に正確に説明できるかが、医療従事者としての信頼に直結します。
参考)https://www.min-iren.gr.jp/news-press/genki/drug/20170331_30992.html
参考:プラセンタの医学的エビデンスの現状と臨床的評価については以下のコラムが参考になります。
プラセンタとは何か|医学的エビデンスで効果を検証|広津クリニック
副作用リスクを最小化するには、製品選びと服用方法の両方を見直す必要があります。これは使えそうです。
まず、製品を選ぶ際の確認ポイントは以下のとおりです。
参考)https://www.drsele.co.jp/column/placenta-supplement-side-effects-safety
服用の基本的な注意点は以下です。
参考)https://kofu-hanawa.com/placenta.html
参考)https://magazine.caloo.jp/posts/7009/
参考)https://placenta.kanda-sanfujinka-clinic.com/necessary.html
参考)https://www.moritayakuhin.co.jp/brand_vitax/info/column/c-25/
プラセンタは体に蓄積されない成分です。 そのため飲み続けること自体は問題ないとされていますが、ホルモン感受性の高い患者への長期処方は定期的な経過観察が必要です。
参考)https://www.moritayakuhin.co.jp/brand_vitax/info/column/c-25/
副作用が疑われる症状が出た場合の対応フローとして、まず服用を一時中止し、アレルギー症状(蕁麻疹・浮腫・呼吸困難)がある場合は速やかに受診を促すことが原則です。 患者に事前にこのフローを伝えておくことが、医療従事者としての適切なインフォームドコンセントになります。
参考)https://www.generio.jp/shop/information/2025_0305_05
参考:プラセンタサプリの安全性と選び方の詳細については以下の医師監修コラムが参考になります。
プラセンタサプリの副作用と安全性:安心して選ぶための完全ガイド|Dr.セレクト