PUVA療法適応疾患副作用禁忌

PUVA療法は乾癬や尋常性白斑に効果的な紫外線治療ですが、適応疾患や禁忌、長期使用による皮膚がんリスクなど注意点も多くあります。医療従事者が押さえるべきPUVA療法の適応と安全管理のポイントを詳しく解説しますが、あなたは患者に正しく説明できますか?

PUVA療法適応と禁忌

内服PUVAは授乳中でも実施できると思われがちです。


PUVA療法の3つの重要ポイント
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ソラレンとUVAの併用療法

光感受性物質ソラレンを投与後、長波長紫外線UVAを照射する治療法で、外用・内服・薬浴の3つの方法があります

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保険適応は7疾患

尋常性乾癬、尋常性白斑、菌状息肉症、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症、類乾癬、円形脱毛症が保険適応となっています

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長期使用で皮膚がんリスク上昇

累積照射量1000J/cm²で発がんリスクが高まり、非黒色腫皮膚がんの発症リスクは1.55倍に上昇します


PUVA療法の適応疾患と保険適応範囲

PUVA療法は、ソラレンという光感受性物質と長波長紫外線(UVA)を併用する光線療法です。外用薬内服薬だけでは改善が難しい慢性皮膚疾患に対して有効性が認められています。 iga-hifuka(https://iga-hifuka.com/treatment/dermatology/phototherapy/)


現在、保険適応が認められているのは7つの疾患です。具体的には、尋常性乾癬、尋常性白斑菌状息肉症アトピー皮膚炎掌蹠膿疱症、類乾癬、円形脱毛症が該当します。一方で、結節性痒疹扁平苔癬は治療効果があっても保険適応外となっている点に注意が必要です。 rinkan-hifu(https://www.rinkan-hifu.jp/archives/nayami/uv/)


つまり保険適応は7疾患です。


PUVA療法の絶対禁忌と相対禁忌の判断基準

絶対禁忌には、皮膚悪性腫瘍の合併または既往がある患者が含まれます。皮膚がんが増悪または再発するリスクが高いためです。 oki-hifuka(https://oki-hifuka.site/psoroasis/)


高発がんリスクのある患者も絶対禁忌です。色素性乾皮症、ヒ素内服歴、放射線治療後などの既往がある場合は、PUVA療法によって皮膚がん発症リスクがさらに上昇します。顕著な光線過敏がある患者も、重度の光毒性火傷を起こす可能性があるため実施できません。 ja.oldmedic(https://ja.oldmedic.com/puva)


内服PUVAの場合、妊娠中・授乳中の女性は絶対禁忌となります。免疫抑制剤(シクロスポリンやメトトレキサート)治療中および治療歴がある患者も、発がんリスクの観点から内服PUVAは避けるべきです。 medicaldoc(https://medicaldoc.jp/mdoc_medical/puva-therapy/)


相対禁忌としては、光線過敏または光過敏性薬剤服用中、白内障、重篤な肝・腎障害、ソラレン過敏症、10歳未満の小児が挙げられます。これらの患者には厳重な経過観察が必要です。 radionikkei(https://www.radionikkei.jp/maruho_hifuka/maruho_hifuka_pdf/maruho_hifuka-160310.pdf)


絶対禁忌が原則です。


PUVA療法実施時の外用・内服・薬浴の選択

PUVA療法には外用PUVA、内服PUVA、PUVA bath療法(薬浴)の3つの方法があります。外用PUVAでは、ソラレンを発疹部位に直接塗布してからUVAを照射します。手間はかかりますが、全身投与を避けられるメリットがあります。 jmedj.co(https://www.jmedj.co.jp/blogs/product/product_20753)


内服PUVAは、ソラレン誘導体を経口投与後にUVAを照射する方法です。広範囲の皮疹に対して効率的ですが、投与後から翌日まで遮光が必須となります。照射後12時間はUVカット効果のあるサングラスをかけるなど、患者への遮光指導が重要です。 disease.jp.lilly(https://disease.jp.lilly.com/kansen-chiryonet/base/base-method)


PUVA bath療法は、ソラレン溶液で薬浴してからUVAを照射する方法です。外用PUVAのような手間の煩雑さや過度の色素沈着などの問題点がなく、非常に低いUVA照射線量で内服PUVAとほぼ同等の治療効果が得られる利点があります。 webview.isho(https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1412901657)


どの方法も有効ですね。


PUVA療法の副作用と皮膚がん発症リスク

PUVA療法の主な短期副作用には、吐き気、重度の日焼け、水疱、色素沈着があります。光毒性火傷として現れる紫外線A感度の著しい増加が最も明らかな変化です。 ja.wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/PUVA%E7%99%82%E6%B3%95)


長期的な副作用として最も重大なのは、皮膚悪性腫瘍の増加です。約400回、累積照射量1000J/cm²で発がんしたという報告があります。PUVA光線療法を受けた乾癬患者では、非黒色腫皮膚がんの発症リスクが1.55倍に有意に上昇することが明らかになっています。 academia.carenet(https://academia.carenet.com/share/news/b65615ed-ce74-4551-9029-d17a07ad3070)


特に有棘細胞癌やメラノーマのリスクが高まります。アトピー性皮膚炎患者のPUVA療法においても有棘細胞癌の多発例の発生が報告されています。投与の強度と期間により、治療された皮膚に扁平上皮細胞の皮膚がんや黒色腫を発症するリスクが高くなるためです。 mhlw-grants.niph.go(https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2004/043131/200400712A/200400712A0003.pdf)


皮膚の過度の老化も懸念されます。治療された領域で萎縮を伴う過度の黒子病として現れる可能性があり、光老化によるしわやしみが増えることも問題です。 mitakahifu(https://mitakahifu.com/treat_pt/%E5%85%89%E7%B7%9A%E6%B2%BB%E7%99%82/)


発がんリスクが条件です。


PUVA療法と他の紫外線療法との使い分け

近年では、ナローバンドUVB療法がPUVA療法の代替として注目されています。ナローバンドUVB療法は、治療に有効な非常に狭い波長域(311~313nm)のみを照射する方法です。 mitakahifu(https://mitakahifu.com/treat_pt/%E5%85%89%E7%B7%9A%E6%B2%BB%E7%99%82/)


PUVA療法と比べてナローバンドUVBは簡便で安全です。ソラレンの投与が不要なため、吐き気や遮光の必要がなく、患者の負担が少なくなります。主に、外用治療で反応の乏しい乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑、アトピー性皮膚による痒疹結節などが良い適応となります。 mitakahifu(https://mitakahifu.com/treat_pt/%E5%85%89%E7%B7%9A%E6%B2%BB%E7%99%82/)


治療法の選択は、疾患の種類、範囲、患者の年齢、既往歴、累積照射量などを総合的に判断して行う必要があります。特に若年患者や長期治療が必要な症例では、発がんリスクの低いナローバンドUVBを優先的に選択することが推奨されます。


各療法には特徴がありますね。


林間皮フ科クリニック - 紫外線療法の詳細
PUVA療法とナローバンドUVB療法の適応疾患と保険適応に関する詳しい情報が掲載されています。


メディカルドック - PUVA療法とは
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皮膚科光線療法推進の会 - PUVA療法
PUVA療法の基本的な仕組みと治療方法について医療従事者向けに詳しく説明されています。