「美容師免許がなければリハビリメイクの資格は取れない」と思っていると、あなたは何万円もする不要な講座を受けることになります。
リハビリメイクとは、化粧を通じてQOL(生活の質)の維持・向上を目指す非薬物療法のことです。 社会活動を円滑にし、精神的な満足感を得ることで生活意欲の向上にもつながるとされています。 単に「きれいにする」ための化粧とは根本的に異なります。
医師によるキュア(cure=治療)に、医療スタッフ以外の専門家によるケア(care=手当)を導入することで、医療の概念を拡大させることにも貢献しています。 そのため、リハビリメイクは「美容」ではなく「ケアの一形態」として位置づけられるようになっています。つまり医療従事者が活用できる実践的なツールです。
参考)メイクのプロを目指すならかづきれいこのかづきメイクインストラ…
特に作業療法士・看護師・介護士など日常的に患者・利用者と接する職種にとって、リハビリメイクの知識は即戦力になります。これは使えそうです。職場での導入を検討する際、まず「どの場面で使いたいか」を明確にすることが第一歩です。
リハビリメイクに直接関わる民間資格は、大きく分けて4つあります。それぞれ対象職種や費用・難易度が大きく異なります。どれが合うかは職場環境と目標次第です。
| 資格名 | 主催団体 | 受験資格 | 費用(目安) | 難易度 |
|---|---|---|---|---|
| メイクセラピー検定(3級〜特級) | 一般社団法人メイクセラピストジャパン | 3級・2級は制限なし、1級は2級合格が条件 | 3,300円〜14,520円(級による) | 3級合格率約90%以上、1級約20〜30% |
| 臨床化粧療法士® | 一般社団法人日本臨床化粧療法士協会 | 専用資格講座を受講 | 講座受講費用が別途必要 | 総合的な学習が必要 |
| 化粧訓練士 | 一般社団法人日本ケアメイク協会 | 講座修了・試験合格 | 要問い合わせ | 衛生管理や眼疾患知識も学ぶ |
| かづきメイクインストラクター養成講座 | REIKO KAZKI(かづきれいこ) | 制限なし(講座受講) | 比較的高額(要問い合わせ) | 医学的知識含む実践的内容 |
メイクセラピー検定は受験のハードルが低く、3級はオンラインで3,300円から受験可能です。 一方、かづきメイクインストラクター養成講座は「医学的知識の習得」が明記されており、卒業生は全国1,800人以上に上ります。 目的に応じた選択が条件です。hiraku.mynavi+1
資格取得にかかる費用は、最安値の3,300円(メイクセラピー検定3級オンライン)から、かづきメイクインストラクター養成講座のように複数回の講義費用がかさむものまで幅広く存在します。 費用の差は10倍以上になることもあります。痛いですね。
参考)メイクセラピー検定の資格概要|試験方法・日程・受験資格・合格…
臨床化粧療法士® はメイク技術だけでなく、福祉・美容分野の法制度・化粧品成分・皮膚理論・心理学・栄養学といった総合的な知見を学ぶ設計になっています。 すでに医療知識を持つ医療従事者にとっては、学習の重複が少ない分コスパが高い資格といえます。これが条件です。
一方でメイクセラピー検定の特級は、受験料14,520円のほかに特級認定講座受講料71,500円が追加でかかります。 合格率は約10〜20%と低く、 時間的投資も小さくありません。1級までを目標設定するのが現実的な戦略です。
作業療法士の業務領域は「日常生活動作の回復支援」であり、化粧行為そのものがADL(日常生活動作)訓練の一環として位置づけられます。 リハビリメイクの資格を持つことで、化粧動作の評価・指導を理論的な根拠とともに提供できるようになります。つまり、治療の幅が広がります。
参考)【リハビリ職の資格一覧】リハビリを支える専門職と種類を解説
看護師や介護士にとっては、外見ケアが患者・利用者のモチベーション回復につながるという点で大きな実践価値があります。 介護現場でのメイクケアセラピー(MC級)は、看護師・介護士・作業療法士・美容師など多職種に人気があります。 職場でのチームケアに応用できるのは大きなメリットです。maketherapy+1
病棟や施設でリハビリメイクを導入する際、スタッフ全員が資格を持つ必要はありません。まず1人の担当者が資格を取得し、院内研修のファシリテーターになるというアプローチが、導入コストを最小化しながら現場に広げる実用的な方法です。メイクセラピー検定のメイクケアセラピー(MC級)はオンラインで通年受験可能で、 忙しい医療従事者でも隙間時間で取得を目指せます。
参考:介護美容・メイクセラピー資格の概要(一般社団法人メイクセラピストジャパン公式)
https://www.maketherapy.com/
リハビリメイクの資格を医療従事者として取得することは、美容師や一般の方が同じ資格を持つこととは意味が大きく異なります。医療・介護の専門知識に化粧療法の視点が加わることで、患者の疾患状態を踏まえた安全なケアが実現します。これは一般の美容職にはできない独自の強みです。
たとえば皮膚感染症や眼疾患のある患者へのメイクケアは、医療的知識なしに行えば症状を悪化させるリスクがあります。化粧訓練士の資格では「眼の構造・感染疾患・皮膚感染症についての知識」が明示的に学習内容に含まれています。 医療従事者はその知識をすでに持っているため、より深い実践ができます。
参考)https://caremake.jp/trainer/
さらに、リハビリメイクの知識を持つ作業療法士や看護師は、退院後の在宅ケアや地域支援の場面でも活躍の幅が広がります。 化粧行為をリハビリプログラムに組み込んだ実績は、自身のポートフォリオや転職・昇進にも直結します。資格取得が将来の選択肢を増やすということですね。
副業や独立を視野に入れる場合、かづきメイクインストラクター養成講座の修了者はインストラクターとして活動できる資格を得られます。 医療職の経験を活かしながら、病院・施設・地域コミュニティでリハビリメイクを指導・普及する立場を目指すことも、現実的なキャリアパスのひとつです。
参考:かづきれいこ公式サイト|リハビリメイクとインストラクター養成講座について
メイクのプロを目指すならかづきれいこのかづきメイクインストラ…
参考:臨床化粧療法士® 資格の詳細(きらケア掲載記事)